方向感を欠く展開か、中国指標が気がかり

2018年4月16日 08:53

◆週明け16日の香港マーケットは、中国指標の発表を控え方向感を欠く展開か。
 外部環境はやや不透明。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウとハイテク株比率の大きいナスダック指数がそろって0.5%安と反落した。金融株が買い先行後に下落し、全体相場の重しとなっている。シリア情勢に関し、「週末にミサイル攻撃の可能性がある」との観測が広がったことも投資家心理を冷やす一因となった。なお、米軍は14日(日本時間)、英仏軍と合同でシリアの「化学兵器施設」を爆撃。シリアのアサド政権を支援するロシアは、国連安全保障理事会の緊急会合で攻撃の非難決議案を提出したものの、同案は廃案となった。ただ、市場では「シリア攻撃は今回限りで終了」との見方も出ており、週明けの外国為替市場でも大きな動きはみられない。
 中国国内の環境には不安材料がある。なかでも、あす17日に1~3月期GDP成長率や3月の各種経済指標(小売売上高や固定資産投資、鉱工業生産)がまとめて発表されることが気がかりだ。先行して13日に公表された同月の貿易統計は、人民元建ての3月輸出が前年同月比で9.8%減となり、予想外のマイナスに落ち込んでいる(事前の市場予想は8.0%増)。同日の本土市場では、主要指標の上海総合指数が0.7%安と続落した。
 こうした環境の下、本日の香港マーケットは全体として方向感を欠く展開か。シリア情勢を巡る地政学リスクに関しては、現時点では落ち着きつつあるものの、予断を許さない状況が続いている。また、中国の指標発表を明日に控え、様子見ムードが強まる可能性もありそうだ。
 本土マーケットは上値の重い展開か。前述したように、中国指標を気にしながらの流れになりそうだ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は12日に、今年第1四半期(1~3月)の国内経済指標が予想をやや上回る可能性に言及していたが、貿易統計は下振れている。

内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

ashuir_bnr02

購読者様専用フォーム

ログインステータス

You are not logged in.

検索

メルマガのご案内

カテゴリー

ashuir_bnr02