日刊中国株メルマガ2014年1月30日(木)第1927号

2014年1月30日 17:24

日刊中国株メルマガ

◆招財◆

2014年1月30日(木)第1927


<目次>
1.本日の相場
2.本日の重要ニュース
3.銘柄ピックアップ
 味千:日式ラーメン大手、好業績予告で逆行高
4.現地ホット情報
 1)新興市場で利上げの動き、資金流出を抑制へ
 2)中国:1月の新規融資純増額は1兆元超の見通し
5.マーケットカレンダー


本日の相場

●一言コメント
 内外環境の不透明感が重し――。新興国懸念が再燃するなか、昨夜の海外市場が売られたことを嫌気しました。HSBC中国製造業PMIが下方修正されたことも、投資家のセンチメントを冷やしています。(GU)
●亜州IRニュース【大引け概況】

内外環境の不透明感で反落、ハンセン指数は0.5%安

半日商いとなった30日の香港マーケットは値下がり。内外環境の不透明感が嫌気される。NY市場が昨夜、新興国リスクの再燃と米量的緩和の縮小で売られ た流れを継いだ。取引時間中にHSBCとマークイットが1月の中国製造業PMI(確定値)を発表し、速報値の49.6から49.5に下方修正したことも投 資マインドを冷やしている。ただ、指数はPMI公表直後に下げ幅を広げたものの、引けにかけて買い戻しも散見され下落幅を縮小させた。

ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が8.2%安と下げが目立つ。同社は29日、米グーグル から携帯電話端末事業のモトローラ・モビリティを取得すると発表したものの、特に買い材料視されていない。同社株は直近の上昇が急ピッチだったため、利食 い売りが先行した格好だ。時価総額上位の金融株や通信株、エネルギー株がさえない。
鉄道関連株も売られた。建設請負の中国中鉄(390/HK)と中国鉄建(1186/HK)がそれぞれ1.7%安、1.8%安、車両メーカーの中国南車 (CSR:1766/HK)が1.4%安、セメントの安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が1.8%安で引けている。
一方、ネット関連株やマカオ株などはしっかり。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.2%高、金沙中国(サンズ・チャイ ナ:1928/HK)が2.5%高、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.6%高と買われた。テンセントに関しては、 「微信紅包」と名づけられたアプリで、お年玉を送るサービスを始めたことが引き続き支援材料。ネット上では、「このお年玉サービスにより、微信の支払い サービス利用者数が2000万人から1億人に増加した」と噂されている。
なお香港マーケットは、明日から春節(旧正月)の連休に入るため、2月3日まで休場する。取引再開は4日。本土マーケットは、明日から2月6日までが休場となる。

◆◇◆本日の重要ニュース◆◇◆

《企業情報》サンズ・チャイナの第4四半期は4割増益に、EBITDA過去最高
《企業情報》レノボが米モトローラ買収、総額29.1億米ドル
《企業情報》レノボが組織再編、4月から2大業務を4事業に分割
《企業情報》BYDとシンガポール科学技術研究庁、無人自律走行型EVを共同開発へ
《企業情報》工商銀がスタンダードバンク英取引部門の権益60%取得、総額7.7億米ドル
《企業情報》世界スマホ市場で中国勢躍進、華為3位でレノボ5位=IDC調査
《政策》中国:MVNO事業ライセンス8枚は追加交付、合計19社参入へ
《政策》中国:寧夏の汚染費徴収規準、2倍に引き上げへ
《統計》中国:河北省・秦皇島港の石炭在庫急増、警戒ラインを突破
《統計》中国:北京市で最低賃金11%引き上げ、4月から2.64万円に
…など

◆銘柄ピックアップ◆

味千:日式ラーメン大手、
好業績予告で逆行高
▽味千HD(538/HK)の日足1年チャート
30日終値 9.17香港ドル(前日比1.6%高) 13年予想PER 35.0倍

(出所:香港経済日報ETネット)
全体相場の急落を突いて、ラーメン大手チェーンの味千HD(味千チャイナ:538/HK)が逆行高した。日本式とんこつラーメン中国最大手の同社は、日 本で「味千ラーメン」を展開する重光産業とフランチャイズ契約を結び、中国本土や香港、台湾で店舗を展開。調味の管理を重光産業に委託するほかは、出店戦 略や生産体制の整備などを自社で手がけている。11年第3四半期の「偽装表示」スキャンダルにより、11年度と12年度は減益を強いられたが、昨日(29 日)、13年度の大幅増益を予告。これを受けて、本日(30日)の株価は前日比1.6%高の9.17香港ドルで引けた(ザラ場高値は2.8%高の9.28 香港ドル)。以下、業績予告の内容に触れつつ、証券ブローカー各社のポジティブな最新レーティング動向を紹介する。
▽ラーメンセット
(亜州IR撮影)
29日の引け後に発表された業績予告は、13年12月期(本決算)の純利益が前年を大幅に上回るというもの(12年12月期の純利益は1億5423万香 港ドル)。具体的な数字は明らかにされていないが、「中核事業の堅調とコストの抑制が大幅な増益をもたらした」と説明している。
もっとも、大幅増益の見通し自体はサプライズではない。13年6月中間期に177%の増益を達成していたため、すでに市場で通期の利益急増が確実視され ていた(現時点の市場コンセンサスは75%の増益。下表参照)。実際、それを見越して足元の株価は急伸。昨年12月5日(ザラ場安値7.25香港ドル)か ら今年1月15日(ザラ場高値9.60香港ドル)まで、1カ月余りで32%も値上がりしていた。
とはいえ、やはり長期の業績低迷を経て通期増益に転じたインパクトは大きいようだ。特に、遠のいていた客足が戻りつつある点はプラス。クレディ・スイス は30日付リポートで、「偽装表示スキャンダル発覚前との比較で、すでに客足は90%以上戻ったようだ」と分析。「アウトパフォーム」の投資判断、 11.30香港ドルの目標株価を継続した。
他のブローカーも総じて強気。1月に設定された目標株価は、軒並み現値を上回っている。「偽装表示スキャンダル」のマイナス影響は、ここに来てようやく払拭されたと判断されたようだ。
【会社概要】
日本式とんこつラーメンの中国最大手チェーン。日本で「味千ラーメン」を展開する重光産業とフランチャイズ契約を結び、中国本土や香港、台湾で合計647 店を展開する(13年6月)。調味管理を重光産業に委託するほかは、出店戦略や生産体制の整備などを自社で手がける。拡大路線を突き進み、03年に13店 舗のチェーンでスタートして以来、わずか7年間で規模が40倍に達した。スープの材料が表示と異なるという「偽装表示」スキャンダルの影響で、11年の後 半から売り上げが伸び悩んでいたが13年に回復。

【現地ホット情報】
新興市場で利上げの動き、
資金流出を抑制へ
新興市場で利上げの動きが広がっている。先に、ブラジルやインドの中央銀行が金利引き上げを発表したのに続き、南アフリカとトルコの中央銀行は29日、金利引き上げを決定。これにより自国通貨の下げに歯止めをかけ、投資資金の流出を抑制したい考えだ。
資金流出の懸念が強まった背景には、米量的緩和の規模縮小がある。連邦準備制度理事会(FRB)は29日、昨年12月に続き債券購入の規模縮小を発表。今年2月から、1カ月当たりの購入規模を750億米ドルから650億米ドルに変更する方針を決定した。
こうしたなか、メリルリンチのストラテジストは、新興市場に対する悲観的なスタンスを維持。2014年の投資利回りについて、「さほど期待できない」と分析した。
相次ぐマイナス材料を受け、29日の香港マーケットは空売りの売買代金に占める比率が12.28%に上昇。約5カ月ぶりの高水準を記録した。
★中国:1月の新規融資純増額は
1兆元超の見通し
中国で1月の新規銀行融資純増額が1兆人民元を超えるとの観測が広がっている。上海証券報によると、26日時点の新規銀行融資純増額は、国有4大商業銀 行だけで約4300億人民元に達した。月末までに(他行を含む)全体で1兆1000億人民元に達し、前年実績(1兆700億人民元)を上回る可能性が強 まった。
一方で、預金に関しては流出が加速している模様。国有4大商業銀行の預金は20日時点で7000億元以上の純減。その後、21~26日の1週間で流出が 鈍化したとはいえ、26日時点では4900億人民元の減少と、新規銀行融資純増額(4300億人民元)を上回る水準だ。預金流出の主な要因としては、アリ ババ傘下の余額宝などネット金融の台頭(利回りが5%の商品も)が挙げられている。

【マーケットカレンダー】

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