香港前場:ハンセン0.2%高で6日続伸、上海総合は0.1%上昇

2019年1月11日 13:31

 11日前場の香港マーケットは小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比49.49ポイント(0.19%)高の26570.92ポイントと6日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が17.77ポイント(0.17%)高の10412.36ポイントと7日続伸した。半日の売買代金は480億400万香港ドルとなっている(10日前場は549億400万香港ドル)。
 前日までの好調地合いを継ぐ。米利上げの一時停止観測や、中国の景気テコ入れ策に対する期待感が相場を支えた。元高進行もプラス。中国人民銀行(中央銀行)は人民元レートの対米ドル基準値を連日で元高方向に設定した。上海外国為替市場では、約半年ぶりの元高水準で推移している。主要通貨に対する米ドル安や米中通商交渉の進展を背景に、人民元の先高観も強まる状況だ。ただ、上値は重い(指数は一時マイナス)。ハンセン指数は前日までの5日続伸で約1カ月ぶりの高値水準を回復していたこともあり、戻り待ちの売り圧力が意識された。週明けに公表される昨年12月の中国経済指標も気がかり材料となっている(14日に貿易統計、15日までに金融統計)。
 ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が2.8%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が1.6%高、本土系デベロッパーの中国海外発展(688/HK)と華潤置地(1109/HK)がそろって1.3%高と上げが目立った。
 業種別では、空運・紙パルプが元高メリットを意識して高い。中国国際航空(753/HK)が5.6%、中国南方航空(1055/HK)が4.9%、中国東方航空(670/HK)が3.6%、理文造紙(2314/HK)が1.9%、玖龍紙業(2689/HK)が1.5%ずつ上昇した。空運各社は米ドル建て債務の比率が高く、紙製品各社は原料を輸入しているため。
 半面、中国の自動車セクターは売られた。広州汽車集団(2238/HK)が2.1%安、北京汽車(1958/HK)が1.5%安、華晨中国汽車HD(1114/HK)が1.2%安と値を下げている。同セクターは前日まで、「国家発展改革委員会の寧吉テツ副主任がテレビ取材に応じ、自動車や家電など重点製品の消費を促すための政策を年内実施する方針を示した」と報じられたことを手がかりに買いが続いていた。
 医薬品セクターもさえない。中国生物製薬(1177/HK)が4.1%安、薬明生物技術(2269/HK)が2.6%安、石薬集団(1093/HK)が2.5%安、広州白雲山医薬集団(874/HK)が1.8%安とそろって反落した。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の2537.98ポイントで前場の取引を終えた。空運株が高い。金融株、不動産株、通信関連株、消費関連株の一角も買われた。半面、医薬株、公益株、インフラ関連株は値下がりしている。

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