香港前場:ハンセン0.4%高で5日続伸、上海総合は0.2%上昇

2019年1月10日 13:27

 10日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比97.16ポイント(0.37%)高の26559.48ポイントと5日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が47.61ポイント(0.46%)高の10405.82ポイントと6日続伸した。半日の売買代金は549億400万香港ドルとなっている(9日前場は643億5400万香港ドル)。
 中国の政策に対する期待感が根強いなか、中盤からプラスに転じた。元高の動きもポジティブ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を大幅な元高方向に設定した。上海外国為替市場では元高が進み、昨年8月以来の水準で推移している。1日延長された米中の次官級貿易協議は9日に終了。中国商務部は10日、「互いに問題の解決に向けた基礎を築いた」との声明を発表した。
 なお、朝方公表された昨年12月の物価統計では、生産者物価指数(PPI)の伸び率が前年同月比0.9%にとどまり、市場予想(1.6%)を大幅に下回った。
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が9.0%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が8.3%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.5%高と上げが目立った。
 業種別では、元高メリットのある空運・紙パルプが高い。中国南方航空(1055/HK)が3.4%、中国東方航空(670/HK)が2.8%、中国国際航空(753/HK)が2.5%、山東晨鳴紙業集団(1812/HK)が2.0%、理文造紙(2314/HK)が1.7%ずつ値を上げた。空運各社は米ドル建て債務の比率が高く、紙製品各社は原料を輸入しているため。
 中国の自動車セクターも買われる。華晨中国汽車HD(1114/HK)が6.8%高、広州汽車集団(2238/HK)が5.5%高、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が4.1%高、長城汽車(2333/HK)が3.8%高、吉利汽車HD(175/HK)が2.9%高とそろって続伸した。当局の販売支援策に対する期待が引き続き支え。複数のメディアは8日、「国家発展改革委員会の寧吉テツ副主任がテレビ取材に応じ、自動車や家電など重点製品の消費を促すための政策を年内実施する方針を示した」と報じた。
 5世代(5G)ネットワーク関連銘柄も物色される。通信設備の京信通信系統HD(2342/HK)が54.5%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が2.2%高、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が1.6%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの長飛光繊光纜(6869/HK)が4.3%高で引けた。
 本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%高の2550.08ポイントで前場の取引を終えた。空運株、紙・パルプ株が上昇。港湾・海運株、発電設備株、エネルギー株、ハイテク株、消費関連株も買われた。

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