香港前場:ハンセン2.5%高で4日続伸、上海総合は1.6%上昇

2019年1月9日 13:33

 9日前場の香港マーケットは大幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比636.61ポイント(2.46%)高の26512.06ポイントと4日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が264.22ポイント(2.61%)高の10397.96ポイントと5日続伸した。半日の売買代金は643億5400万香港ドルに拡大している(8日前場は434億4800万香港ドル)。
 米中通商協議の進展が伝えられるなか、投資家のリスク選好が強まる流れ。北京で7日から開始された米中両国による次官級の貿易協議に関し、トランプ米大統領は8日、自身のツイッターに「非常にうまく進んでいる」と投稿した。米国の担当者も「両国間の協議は順調に運んだ」として、9日も継続することを明らかにしている。中国の政策期待も追い風。自動車や家電など重点製品の消費を促すための政策が年内にも実施される見込みだ。
 ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち49が上昇、変わらずが1)。民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が8.8%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が6.6%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.0%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が4.9%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.8%高と値上がり率上位に並んだ。
 業種別では、自動車が高い。上記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が12.1%、広州汽車集団(2238/HK)が8.8%、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が4.2%ずつ上昇した。
 家電(製造・販売)セクターも急伸。海信科龍電器(921/HK)が9.6%高、創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が8.0%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が5.9%高、TCL電子HD(1070/HK)が5.8%高、国美零售HD(493/HK)が3.1%高と値を上げた。
 医薬品セクターも物色される。四環医薬HD集団(460/HK)が8.2%高、薬明生物技術(2269/HK)が3.8%高、中国生物製薬(1177/HK)が2.6%高で引けた。四環医薬については、糖尿病新薬「加格列浄」の臨床試験フェーズ3開始を材料視している。
 本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.59%高の2566.66ポイントで前場の取引を終えた。自動車株と消費関連株が急伸。医薬品株、ハイテク株、資源・素材株、金融株、不動産株、運輸株、インフラ関連株など全業種が上昇した。

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