香港大引:ハンセン1.2%高で反発、舜宇光学9.3%上昇

2019年7月2日 17:31

 連休明け2日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比332.94ポイント(1.17%)高の28875.56ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が99.38ポイント(0.91%)高の10981.23ポイントとそろって反発した。売買代金は1123億8000万香港ドルに拡大している(6月28日は717億8300万香港ドル)。
 米中貿易戦争の「休戦」合意で投資家心理が上向く流れ。6月29日に開かれた米中首脳会談では、通商協議を再開させることで合意し、米政府が追加関税「第4弾」発動の先送りを決定した。また、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する規制に関し、米企業による汎用品輸出を認める方針も示されている。
 香港では香港特区記念日の1日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡るデモ隊の一部が暴徒化し、一時立法会(議会)の議場を占拠したが、2日未明に排除された。香港政府は保安上の理由から、2日に本部庁舎を閉鎖すると発表している。現時点でマーケットに対する影響は限定的だ。
 ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち46が上昇)。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が9.3%高、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が7.4%高、同業の銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が7.1%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が7.1%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.7%高と値上がり率上位に並んだ。カジノ株に関しては、マカオの6月カジノ売上高が予想を上回った点を材料視。前年同期比で2カ月連続のプラス成長を達成した。なお、配当権利落ちの中国建設銀行(939/HK)は5.1%安と急落したが、株価調整した場合は0.1%高となる。
 業種別では、中国の自動車が高い。北京汽車(1958/HK)が6.7%、東風汽車集団(489/HK)が5.6%、長城汽車(2333/HK)が5.2%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.5%、広州汽車集団(2238/HK)が3.7%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.3%、吉利汽車HD(175/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 空運・海運セクターもしっかり。中国南方航空(1055/HK)が5.3%高、中国国際航空(753/HK)が4.7%高、中国東方航空(670/HK)が4.6%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.5%高、中遠海運HD(1919/HK)が2.0%高で引けた。
 半導体や5Gネットワーク関連の銘柄群も物色される。ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が6.3%高、華虹半導体(1347/HK)が3.6%高、中国鉄塔(788/HK)が4.9%高、京信通信系統HD(2342/HK)が4.6%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が3.3%高と値を上げた。
 一方、本土マーケットは小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.03%安の3043.94ポイントで取引を終えた。ハイテク株が安い。金融株、食品・飲料株、エネルギー株の一角なども売られた。半面、自動車株は急伸。医薬品株、非鉄やセメント、紙パルプの素材株、不動産株なども買われた。

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