香港大引:ハンセン1.8%高で反発、好決算のテンセントが5.8%上昇

2018年11月15日 17:53

 15日の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比448.91ポイント(1.75%)高の26103.34ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が150.33ポイント(1.44%)高の10555.49ポイントとそろって反発した。売買代金は863億7500万香港ドルとなっている(14日の売買代金は793億6800万香港ドル)。
 米中貿易交渉の不安がやや後退する流れ。米国が要求した幅広い通商改革について、中国は書面で回答したもよう――などと米政府関係者の話として米メディアが報じた。これより先、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は13日、米中首脳会談を前に、両国の閣僚が協議の準備をしていることを明らかにしている。貿易問題で対立する米中の首脳は11月末、アルゼンチンで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談する予定だ。昨夜の米株安などを嫌気し、指数は朝方にマイナス圏で推移する場面がみられたものの、程なくプラスに転じている。引けにかけて上げ幅を拡大した。
 ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が5.8%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が5.7%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.2%高と上げが目立った。テンセントに関しては、14日引け後に公表した7~9月期決算で、純利益が前年同期比30%増と市場予想を大幅に上回り、売上高が四半期ベースで過去最高を記録したことが刺激材料。同社株1銘柄だけで、ハンセン指数を138.8ポイント押し上げている。カジノ株については、「域内カジノ収入が11月に入り回復しているもよう」と一部で報じられたことが引き続き手がかりとなった。
 業種別では、不動産が高い。本土系の中国海外発展(688/HK)が3.0%、碧桂園HD(2007/HK)が2.8%、香港系の九龍倉置業地産投資(1997/HK)と恒隆地産(101/HK)がそろって2.6%、新鴻基地産発展(16/HK)が2.5%ずつ値を上げた。香港系不動産については、米金利上昇の一服が支援材料。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利が低下すると期待された。
 ゼネコンや建機、素材のインフラ関連セクターも買われる。中国鉄建(1186/HK)が4.8%高、中国中鉄(390/HK)が2.8%高、中国交通建設(1800/HK)が2.2%高、中国龍工HD(3339/HK)が4.3%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.3%高、鞍鋼(347/HK)が1.8%高と上昇した。国家統計局が14日公表した各種経済統計では、インフラ投資が加速している実態が裏付けられている。
 本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.36%高の2668.17ポイントで取引を終えた。保険と証券、ハイテク関連が高い。空運株や紙・パルプ株、不動産株、インフラ関連株、消費関連株、発電株、銀行株なども買われた。

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