190110 銘柄ウオッチ:舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー:2382/HK)

2019年1月10日 18:09

 


◆銘柄ウォッチ◆ 


舜宇光学科技:光学部品メーカーの株価しっかり、足元の製品出荷堅調

10日終値 66.95香港ドル(前日比5.35%高) 18年予想PER 24.6倍

 本日(10日)の香港マーケットで、光学部品メーカーの舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー:2382/HK)が前日比5.4%高の66.95香港ドルとしっかりした値動きを見せた。前日引け後に発表した月次販売データで、主力製品の出荷数が堅調だったことが支援材料。証券ブローカーの間でも、総じて強気のスタンスが示されている。主要顧客のアップルが減産を計画するなどの不安材料も増えているが、中長期的な見通しの明るさは変わらないとの見方が多い。以下、足元の出荷動向を確認した上で、ブローカー各社のレーティングを紹介する。

18年12月の出荷データを確認すると、主力製品の一角であるスマートフォン用レンズの出荷数は前年同月比42.1%増の7581万2000個に達した(前月比では16.6%減)。伸び率は11月の58.7%から鈍化したものの、市場予想を上回っている。また、車載用レンズユニットの出荷数は49.6%増の392万5000個。前月比でも0.2%伸びた。車載用レンズ市場の成長加速が追い風となり、同社のシェアも拡大している。

 ほかに、スマホ用カメラモジュールの出荷数は前年同月比18.6%増の3321万8000個に伸長。増加率は11月の62.2%を下回った。前月比では27.7%減少している。

 スマホ用レンズの出荷数が前月を下回った要因について、ジェフリーズのアナリストは、端末メーカーの在庫調整に伴うものと分析。また別のアナリストは、11月の出荷が好調だった反動が大きかったことや、主要顧客である華為技術(ファーウェイ)に対し、複数の国で締め出しの動きが広がっていることも影響した可能性があると指摘している。

<ブローカーは総じて強気スタンス>

12月は一部製品で出荷数の伸びが減速したものの、全体で見れば市場の事前予想を上回る内容だった。野村は最新リポートで、スマホ用レンズ、モジュールともに出荷動向が堅調と指摘。春節(旧正月:2月5日)後まで鈍化傾向が続く可能性があるものの、3月から再び力強い伸びを示すと予測している。その上で、目標株価を90.00香港ドル、投資判断を「買い」に維持した。

 さらに野村によれば、今年第1四半期(1~3月)を通して見た場合、出荷数の伸びは鈍化が見込まれるが、平均単価の上昇によって業績は堅調を維持する見通し。トリプル(三眼)カメラモジュールなど、ハイエンド製品の販売ウエート拡大が単価上昇の主因だ。スマホ市場では最新のトレンドとして、華為の「P30」シリーズなどトリプルカメラを搭載したスマホが増えている。

【会社概要】
光学部品のOEMメーカー。スマホ向けカメラモジュールをはじめとする光電子製品の製造が主力。ほかに、光学部品(スマホ、車載機器向けレンズなど)、光学機器(顕微鏡など)も生産する。浙江省余姚市、広東省中山市、上海市、河南省信陽市の4カ所に生産拠点を設置。さらに浙江省杭州市には、3DやVR/ARなど先進技術の開発を担当する子会社を置く。主な顧客には、華為技術(ファーウェイ)など中国の通信機器メーカーのほか、米アップルや韓国サムスン電子などが含まれる。

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