2017/02/14 銘柄ピックアップ:舜宇光学科技(2382/HK)

2017年2月14日 18:12

 


◆銘柄ピックアップ◆

 


舜宇光学科技:
出荷好調で上昇トレンド回復、連日の高値更新

14日終値 50.90香港ドル(前日比3.6%高) 16年予想PER 40.89倍

2017年に入り、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー:2382/HK)が再び上昇基調を取り戻している。昨年後半は割高感が意識される中で40香港ドル近辺でのもみ合いを続けていたが、1月後半に上放れた後、じりじりと上値を切り上げる展開。本日は前日比3.6%高の50.90香港ドルと続伸し、上場来高値を更新している。製品出荷の好調ぶりが改めて評価される中、証券ブローカーによる目標株価の引き上げが相次いでいる状況だ。以下、直近の営業実績を確認した上で、ブローカー各社の最新レーティング動向を紹介する。

 1月の製品別出荷数(10日引け後に発表)を見ると、主力の光電子製品のうち、スマートフォン用カメラモジュールが前年同月比103.6%増の3181万3000台に達した。伸び率は前月の36.5%から2倍以上に膨らんでいる。中国スマホメーカーが市場シェアを拡大させる中、これらメーカーを顧客に持つ舜宇の出荷も好調に推移した。前月比でも、8.0%増とプラス成長を維持している。

力を入れる光学部品も順調に売り上げを拡大。うちスマホ用レンズユニットの出荷数は前年同月比88.4%増の4298万9000個に達した。伸び率は前月の106.0%から減速したものの、高成長を持続している。前月比では14.2%減少したが、これは春節(旧正月)の影響によるもの。1月後半に始まる大型連休を前に、昨年12月の時点で前倒し出荷が集中していた。

このほか、車載用レンズユニットも前年同月比17.6%増の271万8000個と2ケタ成長。前月比では37.3%増と、さらに伸びが大きい。これは比較対象となる昨年12月に、クリスマス連休の影響で出荷数が伸び悩んだことによるものだ。


<目標株価の引き上げ相次ぐ>

このように、舜宇の製品販売は好調を維持。特に1月の実績に関しては、閑散期に当たるにもかかわらず力強い伸びを示したとして、証券ブローカー各社が前向きに評価している。例えばクレディ・スイスは、1月の好調ぶりが「ポジティブサプライズになった」と指摘した上で、今後も先行きは明るいと分析。デュアルレンズ搭載スマホの増加に伴い、舜宇の製品出荷も伸びるとみている。その上で、目標株価を45.20→53.60香港ドルに引き上げ、「アウトパフォーム」のレーティングを継続した。

他のブローカーも目標株価を上方修正。マッコーリー証券は50.00→80.00香港ドル、シティグループは51.00→60.00香港ドル、UBSは53.00→56.00香港ドルにそれぞれ引き上げている。うちシティは、「Oppo」や「Vivo」といった急成長中の中国新興スマホメーカーからの受注が拡大すると予想。マッコーリーもスマホ向け業務の成長が続くと予測し、同様に強気スタンスを維持している。

出荷の拡大に支えられる形で、業績も安定的に成長する見通しだ。16年12月期の本決算では、市場コンセンサス予想で前年比35.0%増収、56.5%増益が見込まれている。市場では目先、3月中に発表される決算に関心が集まる展開となりそうだ。
【会社概要】

光学部品の中国OEMメーカー。スマホ向けカメラモジュールをはじめとする光電子製品の製造が主力。ほかに、光学部品(スマホ、車載機器向けレンズなど)、光学機器(顕微鏡など)も生産する。浙江省余姚市、広東省中山市、上海市、河南省信陽市の4カ所に生産拠点を設置。さらに浙江省杭州市には、3DやVR/ARなど先進技術の開発を担当する子会社を置く。主な顧客には、華為技術(ファーウェイ)など中国の通信機器メーカーのほか、米アップルや韓国サムスン電子などが含まれる。


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